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髪にとって大事なのは...③水分量の減少について

前回の続きの復習です。

1.キューティクル
キューティクルが損傷すると、タンパク質、水分が失われ、パーマ、カラーの施術もできなくなる。
パサついて見た目も悪い。
1番重要な部分だと考える。
キューティクルさえ傷まなければ、キレイな髪をキープできる。
なるべく負担をかけないように心がける。

2.内部タンパク質
パーマ、カラーにおける重要な部分で、タンパク質が少なくなるとパーマ、カラーの定着が悪くなる。
トリートメントでタンパク質を補ったとしても、抜けていくのでパーマもダレる、カラーも褪色する。
重要なのは、
補ってもダメだから、タンパク質を減らさないようにすること。
キューティクルの損傷を減らし、タンパク質の流出を防ぐのが1番。

ここからが3番目の水分についてです。

3.水分量の減少
お客様の気になることで、
髪の毛が硬い、乾燥する、乾かしても乾かないなど、よくサロンでも聞きます。水分が足りないと言われるのですが、水にも種類があってただ保湿すればいいというワケではないのです。

髪を濡らすシャワーから出てくる水は、ドライヤーで乾かすと乾く。
普通のことですが、この水は自由水と言って、普通の水なのです。
髪の毛にもともとある水分というのは、タンパク質にくっついていて、蒸発もしないし凍りもしない、結合水と呼ばれるものです。
この結合水が髪の毛の乾燥に大きく関係していると考えられます。
髪が硬い方、乾燥している方は、この結合水が少ないと考えられます。
全く性質の異なる水ですが、極めて重要な要素となります。

髪の中の結合水が、自由水にさらされ続けると、どんどん減っていくのです。
わかりやすく説明すると、濡れたままずっと放置していると結合水が減っていき乾燥していくということが考えられます。
なので洗ったらきちんと乾かすということはすごく重要なことなのです。

次にサロンでのトリートメント施術を考えます。
AGALEでも導入しているスチーマーですが、これも自由水なのです。
『すると傷むのでは?』
と思われると思います。
結論は、やりすぎると傷む。

あくまで個人の見解なので、他店ではそんなことないと言う人もいると思います。

AGALEでは、水分量を調節するという風にお伝えしていますが、髪が柔らかくなるように、脂質のバランスをとってます。その浸透を助けるために少しの時間ですがミストを使用しています。実際ミストの使用時間は髪質によりますが、2分程度です。
かなりの損傷毛だともっと時間を短くしてます。
サロントリートメントで水分を入れると、表面を皮膜で覆ってしまうため、自由水が髪に残り、時間の経過とともに結合水が減少してしまうので、皮膜を薄っぺらいすぐ取れるものを使用しています。
トリートメントの種類、施術方法によって髪が傷むっていうことも考えられるので、美容師に相談してくださいね。

お客様の悩みの1つ、
『乾かしても乾かないが、乾くとパサパサに乾燥する』を説明します。

これも結合水、自由水の関係なのですが、ダメージによって『バランス』が崩れてます。

下の図をご覧ください。
手書きで汚いですが、
シャンプー後の髪の状態だと思ってください。健康毛にくらべてダメージ毛は、タンパク質が少なく、結合水も少なくなってると考えられ、結果自由水が多くなってると考えられます。
だからダメージ毛は、髪が濡れるとテロンテロンに柔らかくなります。
この状態からドライヤーで乾かしていきます。

健康毛にくらべてダメージ毛のほうが自由水が多いので、ドライヤーで乾かしてもなかなか乾かないことがわかります。
乾かし終わると、自由水はなくなり、結合水のみになります。
ダメージ毛は結合水の割合が少なくなっているので、パサパサに乾燥して広がってきます。

以上、髪に大事なことは。
1.キューティクル
2.内部タンパク質
3.水分(結合水)

AGALEでは、キューティクルに過剰な反応をおこさない。
タンパク質を減らさない。
結合水を減らさない。
もちろんダメージ毛のお客様には、きちんと説明して、家でのお手入れに少し気をつかっていただきます。

髪の毛の知識と、傷まない工夫を考えて、キレイな髪をキープしましょう!


AGALE hair design
代表 小野 あつし

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