髪にとって大事なのは...②内部タンパク質編
前回の話で、キューティクルが大事なのは理解できたと思います。
次は、内部タンパク質のことについて書きます。
パーマで重要な部分でもある、内部タンパク質ですが、髪の毛にしっかり結合していて、健康毛ではたくさん存在しています。
ダメージが大きくなっていくと、キューティクルが剥がれ、ダメージホールと呼ばれるところからタンパク質が流出してしまい、どんどん少なくなっていく、という感じです。
下の図を見てください。
タンパク質がなくなっていくと、当然パーマがかかる場所も減り、カラーの色素が定着する場所もなくなっていきます。
その結果、パーマをかけることができない、カラーしてもすぐ褪色して明るくなる、なんてことになってきます。
巷の美容室でよく言われるのが、
『傷んでいるので、トリートメントをして栄養分を補って、パーマもしくはカラーをしましょう!』
っていうお決まりのトーク。
実際は、本当必要なのかどうか。
AGALEの考え方はこんな感じです。
前処理はほぼする必要ない!
なぜかというと、栄養分って何?
タンパク質を補給?
髪に入るんだったら出ていくよ?
じゃあ、出ないようにコーティング?
それでは、キューティクルの働きができなくなって、髪がさらに傷むよ?
薬剤の調節ができないから、髪を強くしたように見せかけて、強い薬剤で施術する?
もともとダメージがあって脆くなってるのに、そんなことしたら傷むよ?
美容室のあの手この手の営業トーク...
お客様にとって必要ないもので、お金を支払わせる...
1.施術料金安い+トリートメント代
2.施術料金高い+トリートメントなし
ダメージが1>2だとしたら、
必然的に2をしますよね...
もちろん全てのトリートメントが必要ないわけでなく、使った薬剤の不必要なものを除去することは、しないといけないけれど、栄養分をいれるトリートメントなんてものは、ちゃんとどういうものかわからないでしてるなら、しないほうがいい。
AGALEでは、薬剤の不必要なものを除去するトリートメントと、水分量のバランスをとるためのトリートメントしかありません。
必要最低限のことで、お客様に納得してもらってしていただきます。
内部タンパク質は補えないと考えてるので、なるべく減らさないような施術をやっています。
傷んだら切るしかない。
切らなくていいように減らさない。
キューティクルを傷つけない。
それ以外ないんです。
毎日の最低限のケアをきちんとするかどうか、それに限ります。
傷んだものを修復するなんてできないということだけは、おさえていただきたい。
内部タンパク質なんて、人によって量も違うし、限りがある。
施術の幅を狭くしないためにも、お家でのお手入れを頑張りましょう。
次は、③水分、水分量についてです。
また書きます。
AGALE hair design
代表 小野あつし
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