ホームカラーがダメと言われる理由
美容室でカラーする時間がない
美容室でカラーするよりローコスト
昼夜問わず、自宅で〜しながらできる
理由は様々あると思いますが、
市販のカラー剤を使って、髪を染める方がいらっしゃいます。
美容室に行くとスタイリストが、
『市販のカラーは傷みますよ!』
『自分でカラーしたらダメですよ!』
なんて言うのは、
以前よく耳にしてました。
僕はお客様の、
『行きたくても時間がないんじゃ!』
『したのにはワケがあるんじゃ!』
って、心の声が聞こえてくることもあるので、否定はしません。
しかし、美容室でのカラーリングと自宅でするカラーリングの違いは知っていてほしいと思い、書いてます。
まず、自宅でするカラーリングについてです。
GOOD
1.手軽にできる
2.ローコスト
3.放置中、別のことができる
BAD
1.思った色にならない
2.髪が傷みやすい
3.褪色すると物凄く明るくなる
つぎに、美容室でするカラーについてです。
GOOD
1.思った色に近い色になる
2.髪にダメージが残りにくい
3.デザイン性のあるカラー(ハイライト、ローライト、グラデーションカラー、ダブルカラー)など、美容師じゃないとできないカラーができる
BAD
1.時間を拘束される
2.コストがかかる
3.カラーしたいときにできない可能性がある(予約状況で)
こんな感じでしょうか?
どちらも、いい面もあれば悪い面もあり、どちらがいいとは美容師だけの目線では言えませんね。
今回は、美容師目線でのお話をさせていただきます。
薬剤の違いは、色味についてはカラーバリエーションが増え、市販のカラー剤も負けていません。
しかし、ここでの注目するところは、
薬剤のパワーと塗り分けです。
私を含め美容師は、髪の毛のダメージレベルに合わせて、薬剤のパワーを変えてます。変える理由はそれだけではありませんが、根元、中間、毛先の様々なダメージレベル、残留している染料を計算して薬剤を作っていますので、髪にかかる負担を減らすことができます。もちろん、塗り方にもこだわって、傷みにくいカラーリング施術をしています。
カラー剤にかかせないアルカリにも違いがあります。
通常サロンで使っている薬剤は、匂いが強烈なものもありますが、それはアルカリとしてアンモニアを使用しているからです。アンモニアは揮発し、空気中に溶け込み、匂いが発生します。
髪の毛にアルカリが残留しにくいということですね。それとプラス、アルカリを除去することができるので、限りなくダメージの原因を排除できると思ってます。
市販のカラー剤の多くは、家での使用になるため、匂いを限りなくなくすようにしています。アルカリはアンモニアではないものが多いと思います。
そのため揮発せずに髪にアルカリが残留することが多く、これが褪色、ダメージの原因となってると思います。
気をつけましょう。
ただ『カラー塗っていきますね!
と言って施術している美容師さんは、
いろんなことを考慮してカラー剤を作り、塗り分けして施術してるのを、知ってていただけると嬉しいです。
僕は市販のカラーの使用を否定してるのではなく、ダメージに繋がるので、なるべくなら控えたほうがいいと思う程度です。
髪の毛を伸ばしたい方
カラーだけでなくパーマもかけたい方
なんかは特に気をつけていただきたいと思ってます。
お客様がキレイな髪で居続けることができるために、
参考にされてください。
それでも、ご自宅でカラーリングをされる方への、ダメージ軽減カラーリング方法を書きます。
1.髪を濡らして、しっかりタオルドライをする。
2.毛先のダメージ部分に、トリートメント剤を塗っておく。
(シャンプー後にする洗い流すトリートメントです。
3.急いでカラーを塗る。
(塗り終わったら、クシを何度も通さない)
4.決められた放置時間を守る。
(過剰に時間を置かない)
5.シャンプーしたら、必ずトリートメントをする。
(気休めでも、全然違います)
6.洗い流さないトリートメントをつけて、きちんとドライヤーで乾かす
以上、1〜6まではやっていただきたいと思ってます。
ご自宅でカラーをしても、ダメージを少し軽減できるのではないでしょうか?
ぜひ、参考にされてください。
皆さんの髪の毛が、キレイに保てるように、僕自身も研究し提案できるように努力していきたいと思います。
AGALE hair design
代表 小野あつし
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